「千里眼」P10 楮紙 墨 岩絵の具
今年のお正月以来の記事になります。
私の年齢的に親や子、家族、自身の体調など様々な予期せぬ出来事が発生するものです。
発表の場もかなり少なくして参りましたが、それでもギリギリの制作になりました。
6月に日本橋茅場町の Gallery Suchiでの個展が無事に終わり、現在は銀座1丁目のあらかわ画廊 にて華図展Ⅱというグループ展に小品4点を出品しています。
本来なら発表前にお知らせも兼ねて複数のSNS媒体も含めた場で発信、投稿すべきなんですが・・・私の場合は残念ながら全て終わってから・・・先ずは2年ぶりだった今年の個展について振り返っていこうかと思います。
しかし本当に久しぶりにこうしたテキストを書くのでやや脳と手が連動せず、ぎこちなく
なりますね。考えすぎるタチなので、深く沼に嵌りすぎると自力で拭け出すのも難しくなりますが、これは描いてないともっと元に戻れないだろうなと近頃改めて認識しました。
描くこと自体もとてもエネルギーを使いますし、そもそも自分に向き合わざるを得ない作業
ですから、現実が辛い時にもっと辛くなりそうなものなのですが、実は課題やその対象に真っ向から向き合って、目をはっきり開けてそれを明らかに詳かにしていくと、案外さっぱりと爽やかに観察出来て、ニュートラルな視点や境地を得られるものです。
と言ってもまだ私は変化の途中でありまして、ある種の別の場所、に移行している最中かもしれません。姿を隠してそれを行っていた気がします。
今回の個展は、何となく隠れたまま発表・・・変な表現ですが、実感としてどこか世の中に届いていないような感触でした。私の広報活動が疎かだったのも充分理由の一つではありますが。
作品もですが、ブログなど文章を綴る際も年相応の、読む方の為になるような、知的な文章にしたい。或いはそういった体裁を整えたい。
そんなことを思いまして、今まで15年つらつら書いてきたブログを否定し
改めて新しい場を作ったのですが、現実には、私は制作も含めて体裁を整えようとすると上手くいかないようなので、読んでくださる方が居ても居なくても、しばらくは纏まらないものでも徒然に綴っていくしか先に行けないので居直って進めます。
個展の作品について
画像の作品は「千里眼」とタイトルをつけました。
これは次回載せる予定の作品とざっくり対になります。
見る、観える、物事の本質を見抜くには何が必要なのか?
ちょっと長くなって疲れたのでそれはまた次回に。
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